人間関係がスムーズなら仕事はうまくいく!    【第1回】自己表現の3つのタイプ

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ご覧いただきありがとうございます。 
Career-Nowの杉浦真由です。

業務を円滑に進める上で大切な事はコミュニケーションです。
メンバー同士が積極的に気持ちの良いやり取りをする事で業務の成果は上がります。

活気に満ちた社内にする為の工夫や方法は多数ありますが、
今回より5回にわたり「アサーティブコミュニケーション」をご紹介させて頂きます。

「アサーティブコミュニケーション」を理解し、実践する事で職場の人間関係はもとより
家族・友人との関係も豊かになり、安心して仕事に取り組む事が出来るようになるはずです。

【第1回】は自己表現の3つのタイプ についてご案内させて頂きます。

アメリカの心理学者で、最初にアサーションの考え方を紹介したウォルピィ(Wolpe,J)は、
「人間関係における自己表現」には大きく3つのタイプがあると言いました。

1つ目は「非主張的自己表現」=自分よりも他者を優先し、自分は後回しにする自己表現
この表現は、自分の気持ちや考えを表現しなかったり、しそこなったりする言動をいいます。
相手を立て自分が遠慮する事で、相手を不快にさせないよう配慮しているつもりかもしれませんが
自分の気持ちや能力を確かめるチャンスも、自発性や個性を発揮するチャンスも失ってしまいます。
また、考えを明確にしない事で、自分にも相手にも無責任になってしまう事もあります。

2つ目は「攻撃的自己表現」=自分の事だけをまず考えて行動し、他者を踏みにじる事もある自己表現
この表現は、自分の意見や考え、気持ちをはっきりと言うことで、相手の言い分や気持ちを無視、軽視して
結果的に相手に自分を押しつける言動をいいます。
自分の意向は通りますが、強引さから後味の悪いことが多く、ギスギスした関係になります。
そして、周りからは敬遠され孤立してしまいます。

3つ目は「アサーティブな自己表現」=自分も相手も大切にした自己表現
この表現は、自分の気持ち、考えなどを、正直に、その場にふさわしい方法で伝え、相手の反応を受け止めようとする言動をいいいます。
たとえ自分の思いが伝わったとしても、思い通りになるとは限りませんが、意見が合わないときはお互い歩み寄る努力をするため、本人も相手も大切にされたという気持ちになるでしょう。
また、話し合いの過程でより豊かな創意工夫が生み出され、一人の提案より満足のいく妥協案が探り出される可能性もあります。

人は、状況や相手に応じて3つのうちどれかを無意識に使っていますが、どの自己表現の割合が大きいかは
人によって違います。

あなたは日頃からアサーティブな自己表現が出来ていますか?
どのような人や状況にでもアサーティブな自己表現が出来るようになれば
私たちの望む心地よい人間関係を築く事ができることでしょう。

ご自身のアサーション度をチェックしたい方は、Career-Now公式LINEご登録後、メニュー欄「オリジナル教材」よりダウンロード、ご利用頂けます。